ブログ・コラム

2012.06.04

教えあう

おとといの、「マネジメントゲームと社員育成」で書いた、3つのポイントの2つ目は「教えあう」

これは、「教えてください」と言ってきた人には教えてあげてくださいという意味だと思うのですが、何度も研修を繰り返してきてみて、もっと深い意味があるのかなと、私なりに思うようになりました。

まずは、教えるというその行為そのものが、教える側にとっても、すごくいい学びになるということ。
人は、何かの知識を得たときに成長するのではなく、それを使うときに初めて成長します。
そして、人に教えることによって、学んだ内容を自分なりに整理することで、さらに自分のものにします。
まだモノにしていない人は、教えようとしてもちゃんと相手に伝えられません。
自分が、どれだけそのことをモノにしているかが分かります。

そして、何を教えるのか。
私が教えたほうがいいと思うことは、答えではなくて、自分で答えを導き出すための方法。
教えたがりの人は、すぐに答えを教えたくなりますが、それでは、その人の学びのチャンスを奪うことになります。
せっかくできなくて困ったのですから、その困ったことの元を取らなければもったいないです。
元を取るということは、そこから学ぶことに他なりません。

さらに、教える側に立って初めてわかることがあるということです。
分からなくて困ってる人がいたとして、この人だったら自分の仕事を後回しにしてでも教えてあげたいと思う人と、あまりそうは思わない人といます。
みなさんも、そういう経験ありませんか?
つまり、それは教える側ではなく、教わる側に差があるんです。
自分の学ぶ姿勢に改善点がないかどうか、振り返るいい機会です。

単に「教えあう」ということだけでも、それだけの意味がつまってるんだなーって、私は思っています。

本当かどうかは、わかりませんけどね。
ただの、私の思いですから。

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