ブログ・コラム

2021.07.09

DX祭り第1講座「成功事例に学ぶ、自社らしいDXを実現する3か条」

きのうのDX祭りは、3本の講演(2本セミナー+吉川社長・長岡のトーク)

 

その1本目は、森本 結佳さん(株式会社船井総合研究所 デジタルイノベーションラボチーフコンサルタント)

によるセミナーでした。

 

タイトルは、

「成功事例に学ぶ、自社らしいDXを実現する3か条」

 

開始早々、

「いまのDXは本当に業績UPにつながるDXですか?」

この問いから始まりました。

 

業績UPのために大事なことは2つ

それは人時生産性を高めることと、競争力UP。

 

人時生産性は、一人1時間でいくらの粗利を稼ぎ出しているか?

 

そして、競争力UP。

そのためには、CX(顧客体験)の向上をすること。

 

デジタル化を推進するための障害になる4つのこと

・中心人物がいない

・目的があいまいなまま、ツールを導入してしまう

 入れてよかったか判断できない。

 目的は、経営課題の達成であること。

・全体最適の視点がない

・システムがバラバラになり、データ連携できない。

 

豊富な事例紹介もありました。

 

・インスタLIVEを活用したランドセル販売

 来店してもらうことが難しい時代のため、

 オンラインで優れた顧客体験を提供することで

 購入までの所要時間が半分に!

 

・オンライン肉会を開催した焼き肉屋さん(現在はサービス修了)

 オンラインでおいしい肉の焼き方を伝授する。

 参加希望者は、事前にセットを購入する。

 

・IoT遠隔監視を活用した養豚場

 IoTを活用し、エサの残量や水の流量などをセンサで測定。

 いままで広大な施設を歩いて目視確認に数時間をかけていた。

 また、水が止まるなどの故障にいち早く気付くことができる。

 

・AI来客予測による経営をした和洋菓子店

 いままでは勘に頼った来店予測に基づき、仕入れやシフトを組んでいた。

 AIを使うことで、予測的中率が93%で、

 シフトや仕入れが適正化することができ、廃棄ロスも減らせた。

 また、有休が取れない職場が平均9.7日取れるようになった。

 半年~1年くらいのデータがそろってきたころから

 来店予測の精度が上がってきた。

 

など、分かりやすく教えてくれました。

 

まとめとして、

・自社の課題に着目したDXを!

・自社のITリテラシーに合う手段、「使いこなせる」ツールを選ぶ

・トライアルとスモールスタート。現場社員の声に耳を傾け即実行

という3か条が重要というはなしでした。

 

自社のDX推進をするための、

重要なポイントを教えていただきました。

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