アーティスティックス通信 - クイズの答え

2022.05.01

2022年5月発行アーティスティックス通信74号 クイズの答え


「正直者」と「嘘つき」と「変わり者」の3人がいます。
正直者は常に真実を言い、嘘つきは常に嘘を言います。
また、変わり者は真実と嘘を交互に言います。


ある人が目隠しをした状態で、沢山の宝石と石が入った箱から2個取りだして、この3人にどちらだったか聞きました。
その時に3人が答えた内容は下記でした。


1回目  A「宝石」 B「宝石」 C「石」
2回目  A「石」 B「宝石」 C「宝石」

この時に、取り出した2個のものは、何と何だったでしょうか。 

「正直者」は常に本当のことを言い、「嘘つき」は常に嘘を言う…
つまり、正直者と嘘つきは、かならず反対の事を言うはずです。
そうすると、1回目の結果のときに、AかBを正直者だとすると、Cが嘘つきになります。

仮にAが正直者だとして2回目の結果を見ると、1回目の情報からCが嘘つきと分かります。
またBが正直者だとして2回目の結果を見ると、正直者と嘘つきが反対の事を言うという事に矛盾します。
Aを嘘つきとしてみても同様の事が言えるので、AとCのどちらかが正直者でもう片方が嘘つきと分かります。
そのため、Bが変わり者になります。

変わり者は、真実と嘘を交互に言うため、取り出された結果は宝石1個と石1個になります。