ブログ・コラム

2015年02月

2015.02.02

名犬チロリ、セラピードッグ協会の大木トオルさんと!

長岡@ホームページ&クラウド応援隊長です。

きのうは、国際セラピードッグ協会の代表を勤められる、大木トオルさんにお会いしに行ってきました。

沼津には、静岡セラピードッグサポートクラブというものがあり、縁あって私もその会員になっています。

そこの人たちが国際セラピードッグ協会の大木トオルさんにお会いするツアーを企画していたので、一緒に連れて行っていただきました。

 

マイクロバスに乗って一路松戸へ。

一般の民家の奥にひっそりとたたずむ建物。

それが、活動拠点でした。

中に入れてもらうと、保護犬らしい鳴き声が。

これから、セラピードッグになっていく保護犬や被災犬たちらしい。

保護犬は体調が悪い子が多いので、まずは健康になること。それには、半年くらいかかるそうです。

 

中に集まると、そこはチロリを初めとするセラピードッグたちの活躍と、ブルースで有名なミュージシャンでもある大木トオルさんの活躍がたくさん展示してありました。

いま、記念館を作っているところで、その準備室としていろんなものが集まってきているらしいです。

 

みんな集まって、大木トオルさんとセラピードッグの話しをお聞きしました。

 

大木さんは、子供のころは、吃音障害。いわゆる「どもり」だった。

そのころの、唯一の友達が、飼っていたワンコ。

でも、一家離散になり、そのワンコをどうしても連れて行きたかったがかなわず。

それが、少年だった大木トオルさんの心に深く残って行ったそうです。

 

その後、歌の世界入り、ブルースでアメリカにわたり永住権を取得し大成功する大木トオルさん。

でも、アメリカでは仕事だけ成功してもダメ。

「あなたのライフワーク(社会貢献)は何ですか?」

成功して有名な人は、なにかライフワークを持つ、これがアメリカでの常識であり、有名人の義務。

そのなかで、大木トオルさんは、セラピードッグの育成普及に力を注いだそうです。

『日本には、動物のアウシュビッツがある』

「そんな施設があり、動物を虐殺している日本人を、俺(アメリカ人)は絶対に認めない」

アメリカ人に言われた言葉。

日本は動物について後進国。

そのころ、犬猫は「廃棄物」だった。

保護(捕獲)されて殺処分になった犬は、生ごみと一緒に廃棄されていた。

 

「いぬ・ねこを廃棄物じゃなくて命にしよう」と、いろいろなところに働きかけて、政党の垣根を越えて超党派で動物愛護法ができた。

 

一歩前進。

でも、人間が、犬猫を捨てるという行為がある以上、保健所が受け入れて殺処分がある。

当時は年間60万頭以上の殺処分があった。

それから比べると4分の1に減ったとはいえ、それでも16万頭あまりの殺処分が今でも行なわれている。

 

それでも、状況は一歩一歩進んでいる。

殺処分ゼロの保健所、殺処分ゼロの自治体が出始めている。

殺処分ゼロが見えてきた。

もう少しだ!

 

いま、補助犬法で、盲導犬・聴導犬・介助犬は、どこへでもはいっていけるが、その中にはセラピードッグははいっていなかった。

法律制定当時は、まだ認知が低かった。

これが、今度、セラピードッグも、補助犬法の対象に入ってくる。

セラピードッグも、社会に認知されてきた。

 

こんなにがんばってこれたのは、ちろちゃん(チロリ)との出会いがあったから。

チロリは、大木トオルさんの家から数分のところに、5頭の子犬と一緒に捨てられていた。

子犬は譲渡したが、少し目を放した隙に、チロリは保健所に捕獲されてしまった。

気が付いたときには、捕獲されて6日。

その日に、チロリは殺処分になるという、直前での救出だった。

 

「さぁ、チロリ、いくよ」

そうやって引き出すとき、チロリは後ろを振り返り、6日間ともに過ごした犬たちを見つめていた。

まるで、『さようなら』を言っているようだった。

 

チロリは引き取ってセラピードッグにすることにした。

普通は2年半かかる訓練を、半年でクリア。

きっと、チロリは、生きるために必死だったのだろう。

死を見たチロリ。

最初は、先輩格のシベリアンハスキー数頭に脅されていた。

チロリは、優しい犬にはとことん優しく、強く出てくる犬には強気に受けて立つ、そういう犬だった。

次第に力をつけたチロリ。

いつしか、体の小さなチロリが、シベリアンハスキーたちを従えるリーダーとなっていった。

 

もしかすると、雑種であっても、保護犬であってもセラピードッグになれるのではないか?

一種のかけであったが、やってみたら、チロリだけじゃなくそれに続き他の保護犬たちも立派にセラピードッグになっていた。

捨て犬がセラピードッグになれるのであれば、捨て犬を救済できるかもしれない。

これは、保護犬の救済とセラピードッグとしての社会貢献と、両方の解決になるのでは!

これを進めていけば、殺処分ゼロの国がつくれるのでは!

血統書付きでも雑種でも捨て犬でも、動物の行動学は変わらないという信念を持っている。

 

チロリの功績が認められ銅像に!

チロリは、銀座は歌舞伎座のすぐ横の公園に、銅像が建っています。

チロリは、晩年、乳がんになってしまいますが、体が動く限り、セラピー活動に行こうとしたそうです。

 

チロリの本は、読書感想文の対象本に選ばれています。

だから、いまでは全国の小学生が、チロリのことを知っています。

最優秀の読書感想文は、チロリの本について書いた感想文だそうです。

 

飼い主を保護者に

犬・猫を飼ってる人を、飼い主といいます。

飼い主は、飼うことができる権利。

だから、権利の放棄ができてしまう。

これがいけない。

命あるものを、権利として放棄できてしまう今の制度では、捨て犬や保健所での殺処分はなくならない。

 

犬や猫を飼うときは、その人を保護者とする。

保護者であれば、保護者としての責任が発生する。

保護者としての責任を持たせ、それをしっかりと責任を取らせる。

責任を全うしない人は、罰がありますよ。叱られますよ。

大人は、法律で意識を変える

 

子供は違う。

ルールと罰で変えていくのではなく、子供たちは、教育で変えていく。

命の尊さ、チロリみたいにがんばる、いじめはいけない。

こういうことを、子供には伝えていく。

保護犬・猫のために、できることを

今回の、国際セラピードッグ協会の大木トオルさんの話を聞き、保護・訓練しているところを見せてもらっておもったことは、行動しなければ変わらないということです。

思いは大切、志はすべての源です。

これが要らないとはいいません。

でも、思っているだけでは、世の中は変わりません。

だいたい、本当に信念を持っているのであれば、必ず行動が伴う。

行動せずにはいられない。これが志であり信念です。

思っているだけなのは、本当は思っていないのです。

行動し、伝え、また行動していくこと、そして、その志に集まる仲間・同士を作っていくこと。

その動きを、自分が作り出すこと。

または、そういう動きをしている人を、一緒になって大きな動きにしていくこと。

これこそが大切なのだと思いました。

 

(株)アーティスティックス 長岡善章

 


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