ブログ・コラム

2015年04月

2015.04.17

小規模事業者持続化補助金の概要と獲得のポイント

長岡@ホームページ&クラウド応援隊長です。

小規模事業者持続化補助金の公募が始まっています。

これは、小規模事業者が、販路拡大(売上げアップ)のための活動を、お金の面で支援する制度です。

労働関係の補助金と違って、全員がもらえるものではありませんが、返さなくてもいいお金なので、できれば活用したいところです。

小規模事業者持続化補助金について、概要や申請書の書き方、採択されるためのポイントなどを整理してみましょう。

 

小規模事業者持続化補助金とは?

小規模事業者持続化補助金は、

『小規模事業者が、商工会議所・商工会の助言等を受けて経営計画を作成し、その計画に沿って販路開拓に取り組む費用の2/3を補助します。』

とあります。

 

小規模事業者って?

小規模事業者とは、人数で決まります。

  1. 宿泊業・娯楽業     20人以下
  2. 「1」以外のサービス業 5人以下
  3. 卸売業、小売業     5人以下
  4. 製造業         20人以下
  5. その他の商工業     20人以下

人数には、会社役員(法人の場合)や個人事業主本人は含めません。

また、短期間の有期雇用者や短時間労働者(パート)も含まれません。

ただし、正社員と同じようにフルタイムで働いているパート社員は、人数に含まれます。

雇用形態ではなく、労働時間と期間で決まります。

 

個人事業主や非営利法人等は対象になるの?

個人事業主は、対象になります。

事業を営む会社および個人事業主が対象となるため、中小企業等協同、組合、有限責任事業組合、医療法人、宗教法人、NPO法人、学校法人、農事組合法人、任意団体等は補助対象者に該当しません。

 

いくら補助されるの?

対象経費の2/3までで50万円までです。

 

いつまでに申請するの?

1次受付は3/27にすでに終わっています。

次は、2次受付期限が5/27です。

ただし、その前に商工会や商工会議所の指導(チェック)を受けて承認を得なければなりません。

期限ぎりぎりになると応募が殺到しますので、早めに資料(主に経営計画書と補助事業計画書)を作成して、商工会や商工会議所に見てもらってください。たたき台があれば、具体的なアドバイスがいただけます。白紙で持っていくと、「経営計画書と補助事業計画書を作ってきてください」で終わってしまう可能性が高いです。

 

どんな活動が対象になるの?

販路開拓となっていますが難しく考える必要はありません。販路開拓とはすなわち「売上げアップ」と考えてみてください。

ですから、売上げアップが見込まれることは補助対象になりえます。

逆に、「設備が古いから新しいものにして効率アップしたい」などは、それが売上げアップにつながる計画でない限り、採択されません。

その場合は、「注文をたくさんいただいているのですが、古い設備のため生産効率が悪く、とっさの注文に答えられずお断りしている。いままでも急な注文にもできるだけ即対応してきたが、その強みを活かして超特急の仕事も最速で納品できるように生産効率の高い機械に置き換えをし、レイアウトを変更して、いままで受けられなかった仕事を受注して売上げをアップするために、最新のこの機械が必要」という流れにすれば、承認される可能性があがります。

 

補助対象となり得る取組事例のイメージ

・販促用チラシの作成、配布

・販促用PR(マスコミ媒体での広告、ウェブサイトでの広告)

・商談会、見本市への出展

・店舗改装(小売店の陳列レイアウト改良、飲食店の店舗改修を含む)

・商品パッケージ(包装)の改良

・ネット販売システムの構築

・移動販売、出張販売

・新商品の開発

・販促品の製造、調達 など

 

小規模事業者持続化補助金獲得のための申請のポイント

審査の観点はすっごい大事!

公募要綱に「審査の観点」が書かれています。

審査員は、この項目に基づいて点数をつけていきます。

点数の評価ポイントは、「審査の観点」の文章が、ほぼそのままです。

ですから、「審査の観点」に合っているかどうか、必ずチェックします。

 

自社の強みを活かした計画

自社の強みを把握していて、将来にわたって生かしていることが大切ですね。

これが最も大切です。

自社の強みが活かせた経営であれば、実現可能性が高まります。

そして、その強みを市場(お客さまたち)の状況・チャンスにぶつけていきます。

強みが活かせて、伸びている市場にあわせてぶつけていくことで、新たな販路を開拓し売上げをアップを狙います。

 

経営計画はわかりやすく適度なボリュームにまとめる

経営計画の書式は1枚にまとまっていますが、1枚では少なすぎます。

もっとしっかり書き込みましょう。

でも、多ければいいというものでもありません。

審査員は一人で50通くらいの申請を審査します。

1つの申請を評価するのに30分も掛けられませんし、皆さんの業界のことは素人です。

なので、わかりやすく3~4ページにまとめます。

また、図やグラフで見やすくする、数値で具体化するなど、工夫が必要です。

 

補助事業の2つの方向性 設備投資と集客力アップ

補助事業は、一般的には設備の導入と集客力アップの2つの方向性があります。

 

設備導入の事例ではこんなものがあります。

年配者が多い地域の飲食店が、シニア客を顧客に取り込もう(販路拡大)とします。

でも、お店の入り口は段差が多くあり、トイレが和式で足腰が弱い方が来てもくつろいでもらうことができずにお客さまが定着しないという課題を抱えているとしましょう。

ここに、入り口段差をバリアフリーにしてトイレを様式にし、シニア客の滞在時間をアップを狙うことでリピート客につなげて、リピート率を10%改善し売上げをアップするというものが考えられます。

 

これに対して、集客力アップの事例を考えてみましょう。

今のメニューはボリュームがありこってりしていて若者にはいいのですが、シニア客は残す人が多いとします。

また、シニア客の関心ごとのトップが健康だったとします。

その健康志向にマッチしたメニューを開発し、そのことを周知するためにホームページをリニューアルし、チラシを作成します。

チラシは新聞折り込みや周囲2キロの商圏にポスティングを依頼するというようなことが考えられます。

これらの2つの方向性は、1つの申請書の中に同時に2つを狙ってもかまいません。

 

経営計画を立てるだけでも意味がある

補助金の申請をお勧めするのは、「経営計画を立てる」ことにもあります。

5名以下の小企業では、経営計画どころか売上げ計画すらないところもあります。

経営計画を立てて、それに見合った施策(補助事業計画書)を決めて実行することで、経営は確実によくなります。

さらに、補助金がいただければこんなにいい事はありません。

 

みなさん、ぜひ、小規模事業者持続化補助金補助金を申請してみましょう!

自分ひとりでは書けないとお困りの方がいらっしゃったら、アドバイスいたします。

ミラサポの専門家派遣という、無料の制度もありますので、一度お問い合わせください。

 


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