ブログ・コラム
2025.05.23
心理的安全性は作り上げるもの
「心理的安全性」――
ひところよく聞かれた言葉であり、
私たちアーティスティックスの経営指針書にも、
行動指針の中にも出てくる。
ただ、この言葉は実は意外と“運用が難しい”と感じている。
世の中でよく見かける心理的安全性というキーワードの使われ方を見ると、
「それを求める」ような文脈や、
「それがないからできない」
といった理由づけに使われているケースも少なくない。
でも本来、心理的安全性というのは、求めるものではなく、作り上げていくものだと思っている。
自分発信で、作りあい、維持しあい、高めあう、そういうもの。
そういう私たちであろうということ、それが大切で、結果として心理的安全性が確保される。
そのような関係性の中でこそ、単なる不満ではなく建設的な意見が出やすくなり、
そこから生まれる対話や創発が、
結果としてパフォーマンスが高まり、良い会社、良いサービス、良い社風が形成され、そして数値的成果にもつながっていくのではないだろうか。
そして、そんな会社がみんなが好きになり定着率も上がる。
そこに加わった新しい人も、その色に染まっていくことで、
さらに社風、そして文化として形成されていく。
そんなふうに、私たちアーティスティックスもなるといいな。