ブログ・コラム

2022.09.22

企業経営での性善説と性悪説

ある、尊敬する経営者が、

企業での性善説と性悪説について書いていました。

 

私は、性善説と性悪説、

企業経営においては、

どちらがいいとか悪いとかはないと思っている。

 

経営者の得意なスタイルや、

どういう会社にしたいのか。

そこからの、逆算(バックキャスティング)で

決めていけばいいこと。

 

ただ、性善説と性悪説では、

それぞれの特徴がある。

 

私の経験では、

性善説に基づく企業経営は、人を伸ばすのに適している。

性悪説は、底上げするのに適している。

 

・良い人材を伸ばして、いきいき働いてもらいたい

・小さな会社で、失敗しても、会社が責任を取り切れる

・会社と社員とのベクトルがあっている

なんていうときは、性善説に基づいた企業経営が向いているように思う。

 

かたや、

・とにかくミスが許されない

・いろんな人(たくさんの人)がいて、統率が取れない

・問題が起きた時に、取り返しがつかない(人の命に関わる)

・社員とベクトルがあっていない

・一定のレベルの仕事をしてくれればそれで十分

というような経営の場合は、

性悪説に基づいた経営が向いているのかもしれない。

 

私は、基本は性善説に基づいた経営をしているつもり。

しかし、ルールで縛らなきゃならない時もある。

 

以前から、

「なにか問題が起きたら、ガッチガチのルールを作らなければならない時もある。

 私に、つまらないルールを作らせるようなことはしないでくれ。

 それは、私にとっても皆さんにとっても不幸だから」

ということを定期的に伝えている。

 

幸いにして、うちの社員さんも、それにこたえてくれる人ばかりで

とても助かっている。

 

もちろん、問題が起きないわけじゃないが、

悪意のあるような問題はほとんどないし、

会社で受け止めきれるものばかりなので、

私は、このままでいいかな~と思っている。

 

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